開始4ヶ月半で50万PV達成!ソウルドアウト「LISKUL」のオウンドメディア運営術

2014/09/18

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マーケティング手法のひとつとして世の中に定着しつつあるインターネットマーケティング。ところが、地方や中小、ベンチャーを中心に、ITリテラシーが不足していることから、“一体どこから手を付けていいのか”から理解していない企業も多いというのが現実です。
さらに、実際に取り組んでみたものの、ブランド力や認知度がない中小、ベンチャー企業において、大手と同じセオリーで対策を講じても効果は上がらず、費用と時間を無駄に費やすだけで終わってしまう…そんなケースも少なくありません。

ソウルドアウト株式会社は、そんな現状に着目。地方や中小、ベンチャー企業に特化したインターネットマーケティング支援事業を展開しています。
リスティングを中心とした集客部分から、ランディングページ制作など、いわゆる集客後の“接客”部分までを一気通貫でカバーするというスタンスでサービス提供をされています。
そんな同社が運営するオウンドメディア「LISKUL」が、開始からわずか4ヶ月半で累計50万PVを突破。一気に支持を集めた勝因は何だったのか?執行役員CMOである長谷川智史氏にお話を伺いました。

「LISKUL」をはじめられたきっかけから教えてください。

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執行役員 CMO 長谷川 智史氏

長谷川 私たちが 支援している地方企業や中小・ベンチャー企業の多くは、そもそもインターネットマーケティングのノウハウもないですし、どのように情報を入手すればいいのかも見当すらつかないといった状況にあると思います。例え、大手の広告代理店に依頼したとしても、中小企業相手だと正直、なかなか手厚く扱ってはくれませんし、巷に関連書籍があっても古かったり、初歩の情報しか載っていなかったりします。まずは、そんな企業にお役にたてる情報を提供したいという思いからはじめたのです。

ノウハウを無料で提供するというスタンスに驚かれる方も多いと思います。

長谷川 弊社の社訓の中に「先義後利」という一節があります。これは、まず義を尽くすことで、いずれ利益を得るだろうという考えですが、まさにこれを体現したのがこの「LISKUL」なのです。また、弊社の親会社であるオプトのようなトップ企業が、最新ノウハウを外部に提供するのは、その企業経営自体に大きな影響を与えるものですが、私たちが支援すべき層は、必ずしも最新鋭の情報を必要としているわけではありません。むしろ、3年ほど前に登場し、ブームで終わらず今も残っているような情報をかみ砕いて丁寧に伝えていく方が、企業の現状に即した実用的なものとなります。ですから、あまり専門的になりすぎず、とはいえ専門家しか与えることのできないノウハウを提供する。それがポイントであると心得ています。

「LISKUL」は御社のインバウンドマーケティングの一環と捉えて良いのでしょうか。

長谷川 インバウンドマーケティングをやろうといって始めたサービスではありません。先に述べたように、あくまで中小、ベンチャー企業の皆さんに有益な情報を提供したいと思っていたわけですよね。ところが、その一方で、昨年末あたりから、業界内でも「インバウンドマーケティング」や「コンテンツマーケティング」という言葉がよく聞かれるようになり、お客様から相談を受ける機会も増えてきたのは事実。自分たちが実践していないことを情報として提供することはできないので、まずは自分たちの手でやってみようと。そこでの失敗や成功事例をお客様にお伝えしながら、より正確で質の高い情報を提供できるのでは、という思いもありました。

わずか4か月半で驚異的なPV数を達成されましたが、一体、どのような取り組みをされてきたのでしょうか。

長谷川 まずは、PV数をアップさせるためにどうしたらいいか。あらゆる書籍や参考資料を読むと、ブログ記事の更新頻度をできる限りあげる必要がある、というのは明白です。まずは、それをどうやって実行していくかを考え、体制作りからはじめました。

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LISKULでは1日1本ペースで記事を更新している

私だけでは、毎日記事を書くことはできませんので、最初は8人からスタート。そこから3か月間は、記事を書けども書けども検索上位があがらず、苦しい日々が続きました。そもそも、メンバー全員がプロの書き手ではないわけですし、「この書き方で良いのか?」と自問自答しながら、不安を抱えていました。確かに、参考にした資料や書籍には「3~4ヶ月は毎日、根気よく更新を続けましょう」などとあります。
しかし実際に体験してみると、そんなに簡単なことではないことが、すぐにわかってきます。私も含め、皆が専任というわけではなかったので…。ブレイクしたのは、本当にスタートから3か月後。Googleが「LISKUL」をドメイン単位で高く評価してくれるようになってからのことでした。今では、記事をアップした次の日には検索上位にあがるまでになっていますし、7月には 月間で35万PVを達成。 話題性のあるトピックを扱って人を集めるだけの バイラル・メディアと違って、“リスティング”や“インターネットマーケティング”といったキーワードで検索をしてきた、質の高いPVが集まっているという点においても、順調に推移していると捉えています。これも、本当にお客様に役立つノウハウを発信し続けた結果であると、そう自負しているところです。

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例えば、この記事は「リスティング広告」で2位に表示される

専任ではない社員の方々によって、これほど高頻度に記事が更新されているとは、まさに驚異的ですが、どのような体制で運営をされているのでしょうか。

長谷川 多くの社員に自主的に執筆をしてもらっています。ソウルドアウトという会社に入社してくる社員の多くは、大手代理店のようなビッグ・ビジネスに醍醐味を見出すのではなく、例えば、「いずれは地元で支社を作って地域貢献したい」とか、「親が中小企業を経営しているので、そういった経営者の方々がWebを使えたらどれほど素晴らしいのだろう」など、“貢献欲求”の高い人材、人の役に立つことが嬉しい人が比較的多く集まっています。
プロの書き手ではありませんが、それぞれがインターネットマーケティングのプロフェッショナルであり、その知識を多くの人々に伝えていきたいという思いがあります。記事の書き方については月に一度ほどの説明会を実施し、各自テーマを決めてもらい、あとは記事の枠組みなどを提出してもらって、私ともうひとりのメンバーがチェックをします。

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説明会で使用している執筆者向け資料

とはいっても、文章力や作法を細かく指摘するわけではありません。まずは内容ありき。そして、相手にしっかり伝わるか、その点だけは意識してフィードバックするようにしています。営業担当者も記事を書くのですが、それを使って客先でアピールできるし、バックヤードの人間も顔写真つきで執筆した記事が検索上位にあがって多くの人の目に触れれば、モチベーションもアップします。これも、すべて「LISKUL」がSEO的に強くなったから生まれた効果といえます。

今後、強化していきたいことがありましたら教えてください。

長谷川 引き続き、お客様のお役にたてる情報発信ができればと考えます。そういった観点から、社内だけではなく、広く外部パートナーの協力を仰ぎながら、それぞれに専門性の高い記事を集め、発信していきたいと画策しています。
そういった流れの中で、先月から「スポンサード・コンテンツ」というサービスを開始しました。

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パートナー企業による執筆を募集する「スポンサード・コンテンツ」

例えば“データフィード”に特化した企業さんから、専門的な記事を提供していただく。「LISKUL」にアップされれば、翌日には検索上位にあがりますので、記事を提供した会社の企業ブランディングにも市場開拓にもつながります。また多くのWeb担当者に読まれているので、そこからビジネスが生まれ、有益なサービスを中小企業の方々に展開していただけば、経営改善による活性化、業績アップなど、中小、ベンチャー経営の底上げにも貢献できる可能性も高いと思っています。

「LISKUL」の第一段階の目標であったPV数の獲得は現在まで、順調に推移しているので、今後はそこから具体的なお問い合わせに繋がっていくような施策を進めていきたいと考えます。そして、さらに多くの中小、ベンチャー企業の皆様の事業発展に役立つようなWebマーケティングを支援していきたいと思います。

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編集長
中村 竜次郎
制作会社などで広告制作にプランナー、コピーライター、ディレクターとして携わる。2011年に(株)ガイアックスのインバウンドマーケティング事業に参画。2016年よりビジネスマーケティング事業部 部長。
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創刊者
栗原 康太
東京大学社会心理学専修課程卒業後、(株)ガイアックスに入社。在学中の大学1年時より、BtoBに特化したインバウンドマーケティング支援事業の立ち上げに参画。現在、Q-LINK(https://q-link.jp/)責任者。
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